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依頼者のために走り続ける不動産コンサルタントの日記です。

市場調査

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先日、地主さんから土地の有効活用について相談がありました。

その時、たまたま来店されたハウスメーカーから提案させてほしいと言われたので、依頼することにしたのですが、・・・・・・

現地の所在や面積、測量図を渡してこちらの希望を伝えようとしたところ、「間取りはこちらで考えますね。」「収益の分析もしておきます。」と言うのです。

「間取りを考えると言っても市場の分析など出来てるの?」

ハウスメーカー「大丈夫です。今は2LDKの間取りだとすぐに入りますよ!」

私「本当に、すぐに入るの?このエリアは2LDK多すぎんじゃないの?」

ハウスメーカー「大丈夫ですよ。」

私「2LDKはちょっと無理があるから1DKか1LDKを考えてよ。」

ハウスメーカー「2LDKがいいんですよ!」

まぁ、当てにならないハウスメーカーなのですが、やりたいと言うのでやらせることにしました。

しかし、こちらも遊びではないので他のハウスメーカーにも依頼をしましたが、こんな安易な考えでアパートを建てるのですから、地主さんもたまったものではないでしょうね。

通常、アパートを建築する事に絞って分析を行うとすると、問題となるのは現在の供給と需要のバランスです。

一般的にアパートを探す方というのは、単身者・カップル・両親と子(幼稚園時まで)・両親と小学生以上の子などに区分されると思います。

間取りで言えば、1K(30平米まで)・1K(30平米以上)・1DK・1LDK・2DK・2LDK・3DK・3LDK・4DK以上という風にです。

そして、感じなのはそのエリアに供給されているお部屋と現在お部屋を探されている方の希望がマッチングされているか、どうか。

地主さんの土地活用を希望されているエリアでは既にここ3年のうち2LDKの供給が過剰気味で現に空室が目立ってきている地域です。

現在、募集しているお部屋よりかなり賃料を下げて募集を行えば成約するのでしょうが、数年後には空き部屋が目立つ状況となる確率は高いエリアなのです。

1世帯当たりの人口が減少しており、世帯数は増加していますが、そのエリアの供給と需要を考えないと思うのですが、ハウスメーカーは解からないでのしょうか。(解かる人も多くいるのですが、)

確かに、ニーズを見極めることは難しいですね。

しかし、調べてみるいと案外と答えが見えてきたりするものです。「市場調査」やはり大切な業務です。

ちなみに、ハウスメーカーからの間取りと収益分析。なんともお粗末なものだったことはお察しがつくと思います。

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