話し合いが一番
昨日、2年前から相談をいただいてる借地の整理が終わりました。
底地権者からの依頼で5件の借地権者に底地を売却してほしいとの依頼でした。
相談から2年。長いですね。決してサボっていたわけではありませんが、結局2年かかってしまいました。
5件のうち早い方は数週間で契約していましたが・・・・、
測量の問題、交渉中に亡くなられる方が出るなど様々な問題がありようやく完結することが出来たのです。
長かったです・・・・。
この業界は横に長く、縦に深く、今日は今日で相続の相談をいただきました。
相続は3か月ほど前に発生しており、相続人は4人。
亡くなられた方は生前に公正証書の遺言を残されています。
遺言の内容は、4人の相続人の中で長男に全てを相続させる、と言う内容です。
相談と言うのは、長男の方からなのですが、未だに他の相続人(兄弟姉妹)には遺言の存在を知らせていないのだそうです。
以前から、兄弟姉妹の間はあまり仲が良くなかったようです。
それに加えて遺留分対策はしていないようです。
大変ですね。
結局、依頼者は、これから他の相続人に知らせずに不動産の登記などをしてもいいのか、どうすれば良いかを相談に見えたようです。
このような場合3つ考えられると思います。
一つは他の相続人言わずに登記などをしてします。そして1年間遺留分の減殺請求におびえながら暮らしていく。
二つ目は、相続人言わずに登記などをしてしまい、完了した後に相続人を集めて遺言書の存在を伝える。
これはお薦めしません。今まで10%の確率で罵声が飛び交っていました。
そして三つ目は、登記などを行わず、相続人を集めた席で遺言書の存在を伝えて様子を伺う。
ここでまとまれば、遺言ではなく、遺産分割協議で協議書を作成する。
反対にまとまらなければ、1年間かけて対策を考える。
私は、事情を聴いて三つ目の登記などを行わず、相続人を集めた席で遺言書の存在を伝える、ことをお薦めしました。
そして、依頼書も三っ目の提案で頑張ってみるようです。
今回の相談は、私は直接入らない方がよさそうな案件です。
なんだかんだ言っても、兄弟姉妹です。他人が入らなければなんとかなるものです。
できれば、遺言を作成する前に相談がほしかったですね。
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