今日も不動産でお役立ち!

依頼者のために走り続ける不動産コンサルタントの日記です。

こんな相続案件も、

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この冬は寒いです。会社に出勤すると会社や公園の廻りを掃除するのですが、今年は手が冷えて仕方ない。

冷えには勝てず今日から軍手着用です。

私は冷え症なのか、判断がつきませんが、寒さに強い?と言うより慣れてしまっている方もいるようです。

昨年、ご相談をいただいた方のお話です。

依頼内容は相続。

藤沢に亡くなられた父親の資産として不動産があるのですが、兄弟姉妹の分割協議がまとまらずに6年経過していました。

相続人は3人。ご相談をいただいたのは長女の方。

長女と言うことで固定資産税の代表相続人となっており、毎年この長女の方に課税がされているようです。


しかし、長女の方は仕事されていらず、固定資産税は6年間滞納状態。

亡くなられた父親も滞納されていた様子でかなりの滞納額が発生。そこで相続人をまとめて資産を売却して固定資産税の滞納額を処理したいとの希望でした。

6年間も分割協議が出来ないのは相当な理由です。まずは他の相続人に別々に逢うことに・・・・。

逢ってみれば分割協議が出来ない理由は簡単なものです。

「相続したところで相続税も発生しないし、固定資産税の滞納分を払えばいくらも残らない。お姉さんが困れば言ってくるでしょ・・・。」

というのが妹2人の理由。

この妹さん、2人にお逢いしましたが、正直お金に困っている様子など全くなく、反対にかなり裕福な様子でした。

長女と言えば、正直裕福とは言えず冷房もつけれない状態なのです。

同じ姉妹とは言え、これだけ差があるのは公平ではないとつくづく考えされた記憶があります。

相続人は父親が亡くなってからは2度程しか逢っておらず、ほとんど音信不通状態。

依頼者以外の相続人に長女の状況を説明して全て長女に相続して無事終了したのですが、この件で驚いたのは、長女の生活です。

ほとんど収入がなく、どうやって生活しているのか、尋ねたところ「飯島さん、世の中にはいい人がたくさんいるんだよ。夕方になったらスーパーの入り口にいると何人かの人が買った物を少しづつ分けてくれるんですよ。」

私「くれるんですか?」

依頼者「そうだよ。」

私「絶対うそでしょ。」

依頼者「嘘じゃないんだよ。本当だから生きているんだよ。」

確かに本当のようなのです。相続自体は時間もかからず終了しましたが、なんとも不思議な生活を送っている依頼者だったのです。

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