ネーミング
相続対策の一環でアパート建築を行う場合があります。
高齢のかたですと、アパートを建築することに対して前向きと方とどうしてもアパートは嫌。と言う方に別れる場合があります。
嫌がる方の理由としてアパートの入居率の問題があります。
テレビや雑誌。知り合いなどから空き部屋がでたら、なかなか決まらない。とか年数が経つと修繕で利益が出ない。など苦労話を耳にするのが原因のようです。
以前、ご主人が賃貸アパートの経営に非常に前向き。
反対に奥様はアパートは絶対ダメ。
奥様の反対理由は先程お伝えした内容そのもの。
ご主人が前向きというか、絶対やりたい!派。
理由は、ご主人のお父様の相続からの問題。
お主人のお父様の相続人は二人。ご主人とご主人の妹さん。
お父様は妹さんを非常にかわいがっており妹さんのいいなりに遺言を作成して、財産評価の高いものばかり相続。言葉は悪いのですが残り物がご主人。と言った具合の相続でした。
その財産の中で一つだけ財産らしいものが、それが今回アパートを建築しようとしている土地なのです。
ご主人から言わせると、相続でまともな財産をもらえず、親戚筋からも笑われたらしく、どうしてもアパートを建築したいのだそうです。(親戚・妹はかなりの資産家)
問題は奥様。
どうしても建築したいというご主人とどうしても建築させてあげたい長男などに頼まれたので、奥様の名前の一部をフランス語に変えてアパートのネーミングにして提案したことがあります。
建築の前にですよ。と言うより設計前に。
「奥様の名前を一時いただき、このようなネーミングにしました。当然、アパートのコンセプトは・・・・・・です。」とか一生懸命説明させていただきました。
当然、ダメもとだったのですが、なんと奇跡が。
全くアパートに興味を持たなかった奥様が、なんとアパート建築に前向きになったのです。
この時は、喜ばれましたよ。家族全員に、(コンサルティング料は全く変わりませんでしたが、)
話は違うのですが、最近のアパートはオシャレなネーミングがつけられていることが多いです。
古いアパートなどでは、○○荘や○○コーポなど今となっては古臭いイメージのものも・・・・、
このようなネーミングだと入居者も敬遠してしまうのが現状です。
これも実際あった話ですが、アパートを建築してネーミングを、と聞いた時「○○荘にする。」と断固として譲らない高齢の方がいました。
なんと説明しようとネーミングを変えてくれないのです。仕方なく娘さんたちに依頼をしてなんとかネーミングを変えていただいたこともあります。
せっかく素晴らしアパートを建築してもネーミングのイメージって意外と大切です。
空室目立つアパートなら、思い切ってネーミングの変更を検討されるのも良いかもしれませんね。
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