ここまで省略する時代?
本日、台風の影響を確認に朝から管理物件の巡回でした。
思った以上に雨量が少なかったようで、被害はゼロ。ホッとしました。
※雨漏りは忘れたころにやってくるようで、次の雨の日に出てきたりもしますが・・、
今回の台風19号は予報で夜中に通過する、と言うことでしたので夕方からは打合せを入れさせていただきました。(巡回の後は身体がだるい。)
以前お伝えした、越境されて方への念書のご説明。遺産分割協議の打合せ。そして借地権の売買。
遺産分割の打合せ・・・勘違いしている方おいでになるものです。
内容は、お父さんが亡くなり、相続人は奥様、長女・長男の3名。
財産は、ご自宅と預貯金。
本日、お越しになられたのは長男。
今後の手続きと相続税がかかるのか心配でのご相談です。
ざっと計算をしたところ相続税はかかりません。
そして今後の手続きを説明して、財産の分け方などは決められているのか確認したところ、財産はお母さんが全て取得して、お母さんに万一があった場合、自宅と預貯金の一部を長男が受取り、預貯金の残りを長女が受取る、という内容になっているようです。
たしかに、事前にお母さんや長女に確認したところ間違いはないようです。
長男「飯島さん、オヤジの名義からおふくろに帰るのだけど、どうせ俺が貰うのだから、おふくろ飛ばして、俺の名義にしてくれよ。」
私「名義にしろって、不動産と預貯金をですか・・・、」
長男「その方が簡単じゃん。」
私「簡単?何が・・・・、お母さんや妹さん納得しているのですか?」
長男「納得?」
私「遺産分割協議書にお母さんも妹さんも判押さないでしょ?」
長男「遺産分割協議書?」
私「先週も説明しましたよね。」
長男「・・・・・。」
私「遺産分割協議とは、相続する権利を方達が亡くなられた方の財産について誰が何をどれだけもらうのかを、話し合いをして決めることです。先週、この分割案でまとめると皆さんが決まられましたよね。」
長男「そうだけど、面倒じゃん。」
私「お母さんから預貯金とったら、お母さんはどうやって生活するのですか?」
長男「おこずかいあげるよ。」
冗談と受取られそうなやり取りなのですが、実際に起こっている内容、事実なのです。
なんでも簡単な作業で難しいこともできる時代ですが、財産の継承も省くことを望む方が出てくるとは、このような相談今年で3件目。
私も3件目ともなると、落ち着いて処理できるようになりましたが、日本人は変わってきたのでしょうか?
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