価値観 - 今日も不動産でお役立ち！

「人の振り見て我が振り直せ」と言われ続けていました。

人の振り見て我が振り直せとは、
言わずと知れた、
「他人の行動を見て、良いところは見習い悪いところは改めよ」
ということ。

子供のころ（もしかしたら、生まれて間もなく？）から親に言われ続けていました。
相当によい子だったのでしょう？

セミナーなどで講師の方とお話をさせていただく機会があります。

参加された方などから公演で聞いたことを積極的に取り入れたい、と話は盛り上がるのですが、結局、会社に持ち帰って取り入れようとする方が少ないようです。

「価値観の違いなのでしょうか。」と言われていたことを思い出しました。

業務の中にも、このようなことがあります。

管理を委託されますと、経費を見直します。

目的は、経費削減。

経費の主なものと言えば、固定資産税、清掃費用、ゴミ処理費、貯水槽清掃、消防点検、機械警備費、火災保険料などです。

規模や用途によっては、エレベーター保守メンテナンス費、害虫駆除費、キュービクル保守点検、機械式駐車場点検や特殊建築物定期検査などの経費が必要な物件もあります。

この経費を見直す際にも「価値観」を注意しなければなりません。

皆さんは依頼をする場合業者の方の業務内容を確認されると思います。

たとえば3社に同じ依頼をした場合でも、業者によってその業務範囲の捉え方が違っている事は珍しい事ではないはずです。

たとえば、「清掃」。清掃業務を依頼するとします。

美観の基準は人によって違いますから、業者によって必要と考える「清掃の時間や回数」が違う場合があります。

これは、その業者が自身の経験や価値観に基づき必要な業務を想定しているからなのです。

そのため、合計金額のみで比べてしまうと依頼した後になって必要な項目が抜けてしまっていることや業務範囲の捉え方の違いが原因で、収益物件にノウハウを持った業者が除外されてしまう。ということも出てきます。

経費削減の過程で管理自体に歪みがでることにもなりかねません。

そのような問題を未然に防ぐためにも、合計金額のみを比較するのではなく、必ず単価の一つ一つを比較することが大切です。

見積もりの業務範囲や内容をきちんと把握したうえで、金額の比較を行うようことをお勧めします。

「価値観」上辺からは、感じ取れないことです。

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