この夏、身をもって経験しました。
今日は久しぶりに暑かったですね。
7月・8月の暑さはかなり堪えました。
業務上、どうしても昼間は打合せや調査・現場に出向いていることが多く、調べ物をするにはどうしても夜になります。
今までは、深夜になっても調べなくてはならないものはその日に調べられましたが、今年はちょっと違いました。
知らべるまではいいのですが、なかなか頭に入らない。
失礼ながら、高齢になると、「覚えが悪くて嫌になる」と聞きますが、身をもって経験した今年の夏でしたね。
ただ、この暑さはのせいかは解かりませんが、「ボケが始まったみたい。」という声を聞くことが多くなった気もします。
確かに、私自身も50に手が届く年齢ですから、知り合いなどもその前後。親も当然高齢になってきていますので、「ボケが始まったみたい。」と言う声を聞くのも当然かとは感じますね。
日本をみても現在65歳以上の人が2488万人ほどであり,その総人口に占める割合は約2割というから高齢の勢いは相当なものです。
実に5人に1人が高齢者という時代を迎えているわけです。
しかし、私の業務の場合、「親がボケました」では済まないケースが多いのです。
意思能力がなければ資産の賃貸借も売買も出来なくなります。
いくら、配偶者や子供が「私が代わりにやります。」と宣誓したところで何も始まりません。
ボケてしまったら、成年後見にもとづいて法定後見制度を利用するほかありませんが、許可されるまで4カ月ぐらいはかかります。(診断によりますが半年かかるケースもあります。)
いままで、コツコツ説明してきたのですが、ここにきて任意後見制度に興味をもたれる方増えてきましたね。
任意後見制度と言うのは、自分が元気なうちに,自分が信頼できる人を見つけて,その人との間で,もし自分の判断能力が衰えてきた場合には,自分に代わって,自分の財産を管理したり,必要な契約締結等をして下さい、と依頼をして相手がこれを受託する契約です。
この制度説明すると長くなりますので興味のある方はネット検索するとすぐに出てきますので参考にしてください。
日本人というのは、保険と言うものに対しては耳を傾けますが、その他の万一の場合の手続きにはかなり敏感です。
自分が年老いていくのを確認するみたいで嫌、という気持ちは本当に解かるのですが、資産をお持ちの方は特に、万一「ボケ」てしまったら、周りは何もできないことを考えていただきたいですね。
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