相続対策が流行？ - 今日も不動産でお役立ち！

やはり！夏は暑いですね。
先程会社に戻りましたが、汗びっしょり。
クーラーの風が冷たく気持ちいいですね。

この時期、不動産関係の会社から連絡をいただくと、出てくるのは｢暑いですね｣と｢相続税改正のセミナー｣の話題。

結構、ウンザリします。

平成27年1日1日以降の相続発生より相続税の最高税率の引き上げ（税率構造の見直し）と基礎控除の引き下げが実施されることはご存知かと思います。

基礎控除の引き下げにより現行の税法では相続税がかからなかった人が相続税の対象となってきます。

たとえば、相続人が配偶者と子２人。現行の税制では課税価格が8000万円までなら相続税は非課税。

平成27年1月1日以降は同じ相続人が配偶者と子２人でも相続税は175万円。

そこで、相続税を心配している高齢者の方やその子供向けに、ワンルームマンション投資を勧めるセミナーが増えているようです。

｢飯島さん、今度このような相続セミナーを計画しているのですが、意見ありますか？｣などと連絡をいただくのですが、失礼ながら自分たちが儲けたいだけの話。

私の答えは｢興味はありませんが、やってみてはいかがですか。｣です。
※愚痴っぽくなりますが、いい加減このようなセミナーは止めて、本当に心配している方のためになるセミナーを開催してもらいたいものです。

しかし、175万円を払わないために、何千万とする投資用マンション買う人いるのですね。

一番の疑問は、相続対策に何千万もかけて購入したマンション。相続が発生して次の世代の人はそのマンションどのような目的で所有するのでしょうか。

｢売却すればいい｣と言われるのでしょうが、同じ価格では売れないはずです。

通常であれば相続発生後は所得税対策のはず、不良債権かかえる羽目にならないよう注意してください。

相続対策とは、まずは今ある資産の現状の把握。
そして、「誰にどう分けて」・「どのように収められるか」これに尽きます。

それができてから、相続税対策を考えてみてはいかがでしょうか。

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