【ビジネスか家業なのか】

朝晩、冷え込んできました。冷え性の私にとっては嫌な季節です。

季節が寒くなるにつれ多くなるご質問が空室対策です。
空室対策と題してセミナーもよくあります。「リフォームを○○○万円かけて賃料を○万円上げれば、利回り○○％です。」

地域や場所によってですね。リフォームすれば入居が入る、というのは私の経験から見てすべての地域には当てはまらないような気がします。
※リフォームをしなくても良いわけではなく、必要以上のリフォームは止めた方が無難ということです。

私が見て、オーナーに問題がある場合もあるようです。
オーナーにとって不動産賃貸業は、ビジネスと言うより大家業であり、家業のように思われている方も少なくないようです。

　皆さんご存知のとおり、家業とビジネスの違いは、ビジネスでは人は利益を追求することであり、業務をするのでも、少しでも効率的にする手段を考え、安く材料を仕入れる手段を選ぶものです。
家業の場合、失礼ながらある意味、惰性で行われており、問題が発生しない限り、同じ状況で時間だけが経過しているようです。

清掃はもちろんのこと、修繕や退室後のリフォームなど数年前、中には数十年前と同じ仕様を繰り返しているアパートを見かけることもあるくらいです。

これでは利益が上がるわけはありません。

空室対策、真剣に考えるなら、現在の経営状況がビジネスなのか、家事なのか、見直してみる時期なのかも知れません。

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