【アンケート調査を行う前に・・・】

今日は寒いです。
これからの季節、寒くなるのは当たり前なのですが、寒かったです。

新橋の駅前では、この寒さの中、アンケート調査をお願いする人・協力する人、と寒いのに一生懸命です。

お菓子の新製品などはアンケート調査によって作られているようです。いわゆる「消費者参加型商品」。下着メーカーなどもアンケートよりユーザーが欲しい商品を提供する動きが増えているのだそうです。

消費屋のニーズを掴むためにはアンケート調査は有効なのですね。

しかし、消費者のニーズを掴んでヒットする商品が次々誕生しているのか？というと、実際はそうでもないようです。理由としては、アンケート調査のやり方に原因があるようです。

よく出会う質問として、まずは「同じ価格の携帯電話ならあなたは多機能の携帯を選びますか？」という質問。一方、「携帯電話の多機能、あなたは全て必要ですか？」という質問。
アンケートで「はい」と答えるのは、圧倒的に前者の質問ではないでしょうか。
逆に、後者の質問をすれば「いいえ」の答えが圧倒的に多くなるはずです。

この類なのが、政治に関するアンケート調査でしょう。
このアンケート調査に「なるほどね！」程度で終わっていれば良いのでしょうが、設問をよく見ずにすべてを信じてしまうのは問題があります。結果がすべて！と思われてしまう方もいるので、アンケート調査には注意が必要でしょう。

当社でもアンケート調査を行いますが、設問の設定や使い方に注意しないと、本来の効果が望めないのがアンケート調査の難しいところなのです。
調査をしたこと自体に満足しがちな、アンケート調査。気をつけてみないと自己満足で終わってしまうかもしれません。

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