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【公平な評価、澤選手おめでとうございます】

澤穂希選手がFIFAによる年間最優秀女子選手に選ばれました。おめでとうございます。

世界での年間最優秀ですから、すごい!というより驚きのほうが強いですね。

なんでも、この賞は創設されて以来、過去10年間で受賞者はわずかに3名だけのようで、こちらも驚き、3人の独壇場だったようです。

有効投票総数の28.51%が澤選手に集まったようですから、支持率は断トツ。問題なく年間最優秀女子選手ですね。

誰が見ても、問題なく。というのは良いものですね。相続税の評価額など問題なく。なんて思ったこともありません。

皆様に聞いてみたいのですが、南道路の土地でA地は正方形、B地は三角形であった場合にA地の単価を100とした場合、あなたはB地をいくらで購入されますか。

実際、売却の評価をする場合には「自分が買主だったらいくらで買うのか」。そして「こうした変形の土地対していくらまで出すのだろうか?」を考えます。

すると、最終的にはA地を100とした場合B地は60から65といったラインになると思います。

これが、通常の売買における通常な価格なのです。
 
ところが、相続税の申告における評価方法は違ってくるのです。

最初はその土地周辺の標準的な地価水準を把握することです。「現在ではあの土地は1坪100万円ぐらいかなぁ」といった具合です。
 
藤沢市の亀井野ですと、120㎡から150㎡あたりが標準値となります。

しかし、「標準的な土地」というのは、よく使われていますが「標準的な土地」というのは平均的な土地と考えがちですが、優良な土地ということです。

相続税の申告における評価方法は、土地の地型・面積・接面道路の状況などを加味して個別的に要因を調べて加減算するということになります。
 簡略化すると、土地の評価額=地域の地価水準×個別的要因となるのです。
「標準的な土地」というのは「個別的要因」におけるプラスの要因は案外少ないのです。あるとすれば南道路・角地・両面道路等です。

ここ数年、分譲される土地を見ると、すべてが「標準的な土地」と言われています。これは当然のことなのですが、分譲会社が売却しやすく加工するわけですから、当然と言えば当然ですね。

ところが多額の相続税が課される地主の所有している土地には、「標準的な土地」などほとんど存在しないのが現実。面積は広く、地形も良いとはいえません。なかには古アパートであったり貸地であったりと、「標準的な土地」とは言えないものが多いのです。

相続税評価の最大の欠点は個別的な減価要因を実務とかけ離れて評価することなのです。先ほど挙げた例で言えばB地の評価額は80ほどとなるはずです。

結果、土地の評価額が実際の価格より高く評価されてしまうのです。

相続税というのは、どうしても公平とは言えない。と思うのはおかしなことなのでしょうか?

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