これも実話です。
風邪ひかれてますか?
風邪をひかれている方多いですね。皆さん気をつけましょう!
ところで、風邪など体調を崩されていると、意外と気持ちが弱くなります。
これが、高齢者ともなると急激に増加するようです。(そうでない方も当然に多いですが、)
以前、持病のリウマチが悪化されて、動くのも大変な状態になられた方がおいでになりました。
ちょうど、運悪く事業計画を進めている過程での持病の悪化。
当初はそれほど、とは家族の方を含めて考えてもみなかったのですが、日が経つにつれて悪化してくるのです。
ある日、打ち合わせでもない日に、その方が来店されました。
かなりリウマチの状態が思わしくない様子。
本人「飯島さん、俺はダメだから遺言作ってくれ!」
私「遺言ですか、まぁ作った方がベストですが・・・そんなに悪いのですか?」
奥様「飯島さん、この人もう駄目だから遺言作ってよ。」
確かに、資産の形成状態などから遺言はゆくゆくは作成する打合せは出来ていましたが、こんなに早くとは思ってもみませんでした。
私「そんなに悪いんですか?」
奥様「痛くて寝れないんだって。」
私「病院で薬変えてもらうなど相談されては?」
このような会話のあと、息子さんも来店されて遺言の作成準備に取り掛かることになりました。
遺言の準備には本人の出生からの戸籍、相続人の戸籍、印鑑証明書や住民票を準備するのですが、その場で委任状をいただき、揃えること・・・・、
その後、書類の準備が整いましたので遺言の内容の確認。
事前に内容は本人と打合せ済みでしたので、公証役場との打ち合わせや公証人に来ていただく日時の確認のため、お邪魔することにしました。
約束に日時にお伺いすると、ビックリ!
数日前まで、「俺はもう駄目だ!」と叫んでいた本人が歩いて玄関まで出てきたのです。
「どうしたんですか!」
本人「薬変えてもらったら、治ったよ!」
私「・・・・」
奥様「飯島さん、治ちゃったみたい。」
私「遺言どうします?」
本人「治ったから、遺言後にするよ!」
たまにはこのようなこともあるものです。
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