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依頼者のために走り続ける不動産コンサルタントの日記です。

半沢直樹の土下座をみて・・・・、

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今朝の天気には驚かされました。

5時前に雷で起こされ、その後、一時停電・豪雨・雷とこれがゲリラ豪雨かと思い知らされました。

寝室のベランダから状況を把握しようとドアを開けたのですが、全く前が見えないのです。

昨日は地震、テレビをつければ豪雨で被害を受けられた地域の映像。

ここ数年、異常気象とよばれていますが、今年はさらに異常な気象状態です。

被害に遭われた皆さまにはお見舞い申しあげます。

先日の日曜日、「半沢直樹」を初めて見ました。

ネットや話などで聞いてはいましたが、見たことがないので話題にも入れず、ひとり蚊帳の外。

ようやく、見ることが出来たので、うれしかったですよ!(10分ほどでしたが、)

ちょうど、見たのは、半沢直樹が上司と思われる方にもう一度挑戦させてほしい、と土下座する場面。

その場にいる人が「止めろ!」とかなんとか言っていたと思います。

土下座をする場面を見て、正直、土下座をする場合、「あんなゆっくりしないのになぁ」と言うのが感想。

我々の不動産業界は「クレーム産業」。正直、誤ることが多い業界です。

私も土下座をして許していただいたのが数回あります。それも全くの同じ時期です。

不動産業界や金融業界に23・4年おいでになる方は思い出したくない時期だと思いますが、1991年の2月。

政府がバブル経済の歯止めをかけた、あの総量規制の時期です。
総量規制とは、当時の大蔵省(現財務省)が1990年4月から1991年末にかけて実施した、不動産向け貸出を抑制する規制のこと。

不動産向け貸出額は激減し、それに伴って地価が大きく下落し始めたのです。長く続くバブル崩壊の始まりでした。

この1991年2月が最悪の状況だったのです。この当時の不動産業者は不動産を購入するに当たって売買価格の他諸経費や手付金も全て融資に賄っていたのです。

この融資制度に変化が出てきたのがこの年の2月。

手付金さえ出ず、不動産を購入できない業者が続々出てきてしまった時期です。

一番聞くにあるのは、売買契約に伴う全ての準備を整え、売主が栃木の工場に勤務しており、朝8時に不動産業者へより、契約書等へ署名押印をいただき、その足で栃木に向かい、お勤めの工場で契約を取り交わす予定でした。

時間とおりに朝8時に業者の事務所へ。迎えてくれたのは代表と専務に次長。

「なにか雰囲気が違う。」、社長室へ付くなり、「飯島さん、申し訳ない。情けない。」

銀行から、前日に融資の追加を出来ない旨の通知。そして当然の如く本日の契約の手付金など出てくるわけがない状況です。

その場でどのような話をしたかは記憶にありませんが、その足で売主の待つ、栃木に向かいました。

そして、工場につき、売主に契約が出来ない説明を行い、その時とっさに土下座をしたのです。

どうして、「土下座した?」と後で部長などに聞かれたのですが、取り決めた売買代金ではどこの業者も購入出来ないのは解かっていましたので、その場で1000万円の値下げをお願いして、1日時間をいただけるようお願いしたのです。

結果は、2日後に再度栃木に出向き、1000万円下げた価格で契約をしました。

総量規制の大変厳しい時期でしたが、農協系には総量規制が及んでいませんでしたので、農協にツテのある業者に栃木の最寄駅から電話をしまくりました。

資料は、その当時の会社へ電話をして資料をFAXしてもらう方法です。

このような事案がこの1991年2月に6件。今でも鮮明に記憶がよみがえる1カ月です。

今、思い起こせば、色々なことがあった時代ですね。

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