気にもしない、から大変なことに
こんばんは、不動産コンサルタントの飯島誠です。
昨日、当社の大切なオーナー様からいただいた時計の修理についてお伝えいたしました。
が、からくり時計にもかかわらず通常の状態での写真にクレームが付きましたので再度アップさせていただきます。
録画して、アップすることも考えましたがやり方わからず、写真にて掲載いたしました。
このからくり時計。私は本日知ったのですが、室内が暗くなると定時になっても音がならないようです。
社員は当然のように話していましたが、いままで全く気にもせずにいました。
考えてみれば、我が家の時計も深夜静かでした。
気にもしなかったでは済まないことも
「気にもしなかった。」と言えば、昨年依頼を受けた隣地との境界トラブル。
もともと他の不動産業者に依頼をしていた案件。
内容は、
隣地との境界石が動いているのでは?、と隣地の方から打診。
隣地の費用で測量をすることになったのですが、依頼者測量の立ち合いにも欠席し続けて、挙句の果てに筆界特定制度を利用され、その筆界の確認も欠席し続けていたようです。
※筆界特定制度とは,土地の所有者として登記されている人などが法務局に申請を行い、法務局がその申請にもとづいて法務局職員である筆界特定の登記官が専門家と意見を踏まえて問題となる土地の筆界を特定する制度です。
詳しくは↓こちらをご参考ください。
法務省:筆界特定制度
どうして、この依頼者手続きの立ち合いを欠席したかと言いますと、
もともと依頼をしていた不動産業者の指示だったようです。
ここに至る経緯をお伝えしますと、
実は依頼者が所有する土地は、依頼をしていた不動産業者が仲介して購入したのですが、この土地の売主が今回揉めている隣地の親なのです。
では、そんな隣地との関係で境界の位置がずれていると揉めるの?
となりますが、法務局には依頼者の土地の測量図が備え付けられています。
隣地には測量図はありません。
依頼者の土地の測量図の製作者の蘭を見ると、もともと依頼をしていた不動産業者代表の個人名が、
資格もないのによく法務局が認めたものだなあ、と感心していましたが、
この測量図が問題の火種だったのです
ここからややこしくなりますので、簡潔にいいます、
この測量図とおり、売却を行う予定だったのですが、道路を隔てたところに中学校の計画があり、道路も拡張することになったようです。
そうなると、売却した土地の面積が減少してしまう、と売主である隣地の所有者の親が気を利かせて、境界の位置当事者合意のもと変更したようなのです。
それを親から聞いていない隣地の所有者。
当たり前だから説明をしないもともと依頼を受けていた不動産業者。
俺が正しい、と気にもせず依頼をしていた不動産業者を信ずる依頼者。
という構図のもと、欠席裁判のごとく
「境界がずれている。正式にはココ。」と言う風に決められてしまったのです。
結局、もともと依頼していた不動産業者の代表が制作した測量図がなければ、話は大きく変わったのですが、その測量図のおかげで依頼者が損をしたという話です。
依頼を受けて損をさせたままでは、意味がなく、中学校用地として市役所が絡んでいますので、計画段階からすべての関係資料の閲覧請求を行い、依頼者のいうことが事実であることは突き止めました。
それから訂正するのに一苦労。
現在は、隣地と問題なく過ごされているようですが、当たり前だから「気にもしなかった」と言うのは時と場合によるようです。
嘘のような事案ですが、トラブルって意外とこのようなものですよね。
本日、筆界特定制度まで持ち込みそうな案件お受けしました。それも兄弟同士。
#境界トラブル #筆界特定制度 #不動産コンサルタント
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