今日も不動産でお役立ち!

依頼者のために走り続ける不動産コンサルタントの日記です。

【境界トラブル、勘違いが多いようで・・・】

土地の境界に関するご相談は非常に多く厄介な問題です。

賃貸管理をする場合にも境界の確認は大切です。万一、隣地との境界にトラブルがあれば建物建築にも影響し、入居者募集の際にも邪魔をされる場合もあります。

第一、境界が確定出来なければ自分の土地自体を確定することは出来ません。

不動産売買でも同じ。境界を巡る取り扱いは厄介な問題です。

境界石が埋設されており、表面が出ていれば、誰でもわかると思うのですが、売買の対象となる土地の大半は、ブロック塀などで区画されたラインを隣地との境界として平穏に経過していることが多いのです。

良くあるトラブルとして境界線がブロック塀の内側か、外側か、中心線か、はたまたどちらか一方の宅地よりなのか、斜めなのか、とお互いに勘違いされているケースが多いのも事実です。

実際に経験した件ですが、隣接地の当事者の問題。双方とも6年前と2年間に土地・建物で購入されたようです。その際、仲介に入った不動産業者からは双方とも壁の外側。ブロックは自己の所有と言われて購入していたようです。

ある日、隣地の片方の方Aさんはブロックが苔で汚れていたので、掃除をしていたところ反対側のBさんからお礼を言われたようです。不思議に思ったAさんがご主人に相談したところ、「なんでもないんじゃないか」と言われたのですが、あまりにも気になったようです数日後、Bさんに「このブロックってBさんのブロックですよね」と質問をしたところ、帰ってきた答えが「そうですよ、この間は掃除してくれ、ごめんね!」。

これに慌てたAさん。2年前に購入した際の不動産業者からの説明を伝えたのです。するとBさんも慌てて、私に相談が来たのです。(実際にBさんとは知り合いだったので、相談が来たのですが・・・。)

知り合いなので仕方なく現地に行くと、近隣の宅地の様子から見て、ブロックは共有であることはわかります。

隣地に確認して騒がれるのも恥ずかしいので両者の承諾を取ってブロックを削ることにしました。すると、間もなくブロックの下から境界石が出現。

事前に取得した地積測量図を参考にメジャーではかっても、その石が境界石で間違いないようです。

しかし、6年も境界を知らないとは・・・・・、実際には境界を知らないと言うより勘違いしているケースが多いようです。

今回は笑い話で済みましたが、境界石お実際見ていないのが問題。見ずにここが境界と言うのですから、たいしたものです。

境界石が隠れていた場合、最低限お互いが同じポイントを認識する必要があります。

不動産のトラブルはほとんどのケース、道路と境界です。気をつけてください。

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