今日も不動産でお役立ち!

依頼者のために走り続ける不動産コンサルタントの日記です。

【良い土地と悪い土地】

不動産の価格を決定する場合、大切な要因のひとつに土地の地型があります。
この地型というのは、敷地の形状を表したものでよく使われる言葉です。

相続税や固定資産税の評価においても地型により相続税の評価額が変わってきます。
国が考える一番良い地型というのが正方形で、その四角形から離れて行くと、補正により、評価が減額されていきます。
国が考えるのだから、正方形が一番良い形なんだ?と考えるのは、問題です。

では、実務上はどのような地型が良い土地で、どのような地型が悪い土地なのでしょうか。

国の考えからすれば正方形。
たしかにきれいな四角い土地は良いものです。では、建物を建築する場を考えるとどうでしょう?正方形より、長方形のほうが家を建築しやすい、と専門家は言います。
と言うことは、正方形より長方形の方がで良い土地という言えます。

しかし、同じ長方形でも、東西に長い長方形は家を建築するとき、日当たりは良くないですね。できれば、南北に広い土地のほうが日当たりがよくなるので、南北に広がる長方形が良い土地になります。

では、同じ、南北に広い土地でも間口が極端に狭く、奥行きが極端に長い土地も良い土地とは言えないものです。

そのほか、台形や三角形、五角形なども良い土地とは言えず、悪い土地に属することになりますね。※何百坪もある土地は関係ないでしょうが・・・。

結果、「悪い土地」というのは、建物を建築しにくい土地ということになります。

最近ではグーグルなどで空から写した航空写真を閲覧することが容易になっています。
その航空写真を見ると、建物というのは大半は長方形や正方形の形をしていると思います。

三角形や五角形に建物の配置をしようと思うと、どうしても無理が生じ、完全オリジナルにしなければならず、建築費用もかさむことになります。

良い土地の言うのは、建物を建てやすい土地。逆に言うと、建物に費用がかかる土地は悪い土地ということになるのではないでしょうか。

結局、日本は土地本位の考えが主流ですが、建物をどのように建築できるかによって、土地の良し悪しが決まるようです。

相続税評価や固定資産税評価も「良い土地」「悪い土地」を見てくれると、ありがたいのですが・・・税金を取るほうからすれば無理もないのでしょうか。

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